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2月のネフティです。今月は、とっても嬉しかった個人的なネイルアートのお話と、それに通ずるチェコでのネイル事情にふれたいと思います。
お醤油ネイルと鋼のメンタル
チェコに移住して10年ぐらい経ちますが、やはりネイルデザインの違いというのは痛感します。自分の今まであった日本でのベースを、チェコでの生活習慣やスタイルに合わせながらすり寄せていく。その中でも取り分けアートがしたい、というのが今の自分です。
ただ、自分のネイルデザインは、チェコでもなく日本でもなく何にもなれないというような思考に陥ることも多々。ですが、先日嬉しい言葉を頂きました。その中の表現で、ストンと自分の中へ落ちてきた言葉です。
「日本人はパルメジャーノだけかけたパスタは残すけど、そこに醤油を少したらせば完食する。」
これは、その逆も言えます。さらに肯定した言葉をかけて頂けて、素直に嬉しかったです。海外へ出ると、1度は誰もが経験する感覚ではないかと思いますが、今までの自分というものが一度壊されるような感覚。優しい後押しがあると精神的にも癒されます。
技術の高いネイリストは、チェコにもたくさんいますから、その中で自分らしさを維持するには、メンタル面の準備も必要になるのでは、と私は思います。
チェコのネイルはセクシー派＆ナチュラル志向が多め?!
日本のようなネイルアートは、ここではまだまだです。ワンカラーといって、単色を爪全面に塗るスタイルが一般的。ファッションの一部になっている日本とは、ネイルに関するとらえ方が違うような気もします。形も先細りの女性らしい形が人気です。
ネイル人口自体は比較的高く、長い爪の女性やサロンへ通う人はたくさんいます。職業的制限が日本より緩く、自由にお洒落が楽しめるところも特徴です。赤やボルドー、ピンクやパールといった、女性らしいセクシーなイメージが高め。黒やネイビーも人気です。2022年春のチェコは、ギラギラしたカラーが人気復活の兆し。
その反面、ビオ大国の異名を持つチェコ、ナチュラル志向の方も多いので、フレンチは年間通して人気です。ベーシックなフレンチネイルは王道中の王道。
また、ネイリストに求められるスキルのトップに、スピードがあります。海外進出を狙うネイリストさんは、日本の丁寧・繊細にプラスしてスピードが備われば、怖いものなしですね。
それではまた、来月！ゆるゆる海外ネイル日記を、お楽しみに。
▼［byBirth］でのチェコの美容に関する価値観についてふれた過去記事は、こちらから
